硬式野球部

DATE:2024.05.15硬式野球部

髙井公式戦初完封で連敗を止める

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公式戦初完封で勝利投手となった髙井(撮影?武藤亘輝)
240515  2-2
先制点となる右安を放った増見

240515 2-3
2点目のホームを踏んだ渡邉旭
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公式戦初安打を含む2安打を放った渡邊怜

東都大学野球春季1部リーグ対国学大1回戦が5月15日、明治神宮野球場で行われた。

結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

チーム/回123456789
国学大 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
駒大 0 0 0 0 0 2 0 0 × 2

◆打者成績
守備位置選手 (学年=出身校)
1 [7] 渡邉旭 (3年=仙台育英) 3 0 0
2 [6] 角田 (4年=昌平) 3 1 0
3 [9] 増見 (2年=熊本工業) 4 1 2
4 [3] 柳野 (4年=大阪桐蔭) 2 0 0
5 [5] 平井 (4年=日本航空) 1 0 0
H 工藤 (4年=弘前南) 1 0 0
[5] 原 (3年=中京大中京) 0 0 0
6 [D] 倉重 (2年=福工大城東) 2 0 0
H 三方 (4年=創志学園) 1 0 0
7 [4] 永野 (1年=日大三島) 3 0 0
8 [2] 渡邊怜 (1年=相洋) 3 2 0
9 [8] 知花 (1年=沖縄尚学) 3 0 0

◆投手成績
投手 (学年=出身校)被安自責
○髙井 (4年=広島商業) 9 32 4 0

5回までは髙井駿丞(経4)と坂口(国学大)の両先発の好投が光り、両者無得点で進む。打線は6回⑧渡邊怜斗(法1)が、この試合チーム初安打を放ち出塁すると、2つの四球などで1死満塁の好機を作る。この好機で③増見優吏(社2)が右2点適時打を放ち、先制に成功。このリードを最後まで守り抜き、4月8日の開幕戦以来の勝利を飾った。また、髙井は9回を投げ切り、リーグ戦初完封勝利を収めた。

◆戦評

ここまで7連敗を喫し1勝のみと、入替戦回避に向けて負けられない1戦。

先発の髙井は、2回に1死二塁のピンチを招くも二塁手?永野陽大(仏1)の好返球などで得点を与えない。その後は、ストライク先行の投球で、国学大打線相手に凡打の山を作る。

髙井を援護したい打線は、国学大の先発?坂口(国学大)の力強い投球の前に5回まで、四球で出塁した走者1人しか出せない。

6回表1死から①篠本(国学大)に右二塁打を打たれ三盗を許すなどピンチを迎えるが、髙井が粘りの投球で無失点で抑える。

6回裏、先頭の⑧渡邊怜がこの試合チーム初安打となる遊安打を放ち出塁すると、①渡邉旭(現3)②角田蓮(法4)の連続四球などで1死満塁の好機を作る。続く③増見が右2点適時打を放ち、先制に成功した。

先制点を貰った髙井は7回以降、更にリズムの良い投球を披露する。9回のマウンドにも上がった髙井は、走者を1人許すも⑤赤堀(国学大)を三振に仕留め、リーグ戦初完封勝利を収めた。

4月8日の開幕戦以来の勝利を飾り、連敗を7で止めた。入替戦回避に向けて、2回戦も勝利を収め、今季初の勝ち点を獲得したい。

◆インタビュー

◆香田誉士史監督

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試合後インタビューを受ける香田監督(撮影?武藤亘輝)

ーー久しぶりの勝ち越しということで、今の心境は
「それはもう嬉しい。前の試合も全然悪くないという話をした。負けたけれどすごく良かった。今度それが結果として出せたという感じ」

ーー前回、高井選手が負けたけれど悪くなかったと言っていたが、今日はどうだったか
「力感含めてストレスのないように投げられていて、先行できて、ストライクすることができた。後半高井の黄色信号がどのあたりでくるかは当然見ながら、最後まで粘り強く淡々とやってくれた」

ーーー増見選手を3番でスタメン器用し期待に応えてくれたが、どういうところに期待していたか
「ここ最近、体のキレやスイングの強さがあった。やはりスイングが強く振れてて、元気で、活きがいいというか、そういうスイングをしていたし、経験値も去年からある。そういう意味では、守備も安定してできて、足も早いので思い切って起用した。ああやって上手く引っ付いて、最後ヒットを打ってくれたと思う」

◆髙井駿丞(経4)

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打のヒーロー増見と投のヒーロー髙井    

ーー大事な試合の初戦先発、どういった思いでマウントに立ったか
「大切な試合だと思うが、自分にとって投げてる試合で1試合も大切ではない試合はないので、そこは変わらず同じ気持ちで入る。いつも自分が先制されてうわっとなってしまうので、絶対に先制されずに0のままずっと続けていこうという結果が9回につながった」

ーー坂口(国学大)の素晴らしいピッチングの中で我慢するのは大変だったと思うが
「相手がいいピッチャーだと分かっているが、どこか必ず綻びが出ると思うので、自分がまずボロを出さないように我慢するという前提。向こうがやってくれるのを待つことしかできない。そこが今日、坂口選手と比べてボロを出さずにできたところかと思う」

ーー特によかったボールは
「今日はカーブ系の緩いボールがいい感じに決まっていたと思う」

ーー今年リーグ初完封だが、最後の打者を仕留めた時はどのような心境だったか
「自分の結果だけ見たらいいと思うが、まだチームとして勝ち点を挙げられていないので、抑えた瞬間は確かに喜んだが、すぐに明日投げれる準備をしないといけないというふうな考えになった」

ーー内側に入ってくるボールがよかったか
「横曲がり系の緩い感じのボールが上手くゾーンからボールになってくれたので、それが上手く相手の狙いの裏をつけてたのかなと思う」

ーー監督が言っていた力感を意識していたのか
「力感もそうだし、日頃から言ってくださってるので全部が全部強い球を投げるのではなく、球種によって変えることもできないといけないピッチャーだと思う。そういう面で力感というのは大事だと思うし、それが上手くできたので今日の結果につながった」

◆増見優吏(社2)

ーー増見選手は今日どういう思い出グラウンドに立ったか
「3番を任せられたが、自分のバッティングが求められているだろう思った。大事な試合だが、あまり気負わずにリラックスするくらいの気持ちで挑んだ」

ーー期待のバッティングとは
「自分のバッティングは対応もしっかりできる中でストレートのような強い打球をしっかり全方向に弾くような打球。そういうところが3番で使ってもらえたことにつながったと思う」

ーー6回のチャンスはどういう気持ちで打席に入ったか
「悩む前進だったので間に打球が出てくれればいいと思った。その前の打席もあまり感じが良くなく、力んでいる感じがしたので、1個力を抜いて打ってみようという形で入った」

ーー抜けた瞬間はどういう気持ちだったか
「よかったという気持ちでほっとした」

ーー勝てない試合が続いてたが、野手のみんなでどう気持ちをひとつにしたか
「徹底事項というか、ひとつやることを決めて、打席に入ったらみんなそこを徹底してやっていこうというふうにやっていた。全員徹底してやる中で、結果が出ない時期もあったが、そこはリーグ戦通して徹底してやっていこうという感じで変わらずやっていけている」

執筆者:橋本佳達

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