陸上競技部

DATE:2024.03.11陸上競技部

4人が自己ベスト更新も入賞果たせず-第27回学生ハーフ

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学内トップ(15位)でフィニッシュした安原海晴
(撮影:大塩希美)

第27回日本学生ハーフマラソン選手権大会が3月10日、立川シティハーフマラソンコースで行われた。駒大からは8名が出場。安原海晴(商1)、金谷紘大(政3)、久保貴大(経3)、亘理魁(地3)の4名が自己ベストを更新したが、入賞には届かなかった。結果、インタビューは以下の通り。

結果

◆総合成績
15位
安原海晴
1時間03分04秒 ☆自己ベスト
30位
森重清龍(社2)
1時間03分20秒
35位
吉本真啓(経3)
1時間03分27秒
82位
金谷紘大
1時間04分18秒 ☆自己ベスト
91位
庭瀬俊輝(法3)
1時間04分27秒
113位
久保貴大
1時間04分39秒 ☆自己ベスト
236位
宮川康之介(社3)
1時間05分56秒
332位
亘理魁
1時間56分57秒 ☆自己ベスト

インタビュー

◆安原海晴

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(撮影:若山穂乃佳)

ーー今日の調子は
「2月から継続して練習ができていて調整もうまくいっていたので、調子は良かった」

ーーレースプランは
「12kmの公園に入るまでは集団で走り、公園内ではできるだけ耐えて走るというプラン」

ーー監督やコーチから言われていたことは
「練習はしっかり積めているから自信を持って臨むようにと言われた」

ーー自己ベストを更新して
「もともとのベストが64分2秒とそこまで早いタイムではなかったため、最低限更新しなければいけないと思っていたので嬉しい。ただ、62分台を出すことも目標だったので、達成できなかったことは反省点」

ーー今後の目標
「4月の第1週に5000m、3週目に10000mに出走するので、そこでベストを出して、関カレやその後のトラックシーズンをこなしていけるようにしたい」

◆森重清龍

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ーー今日の調子は
「正直あまり良くなかった」

ーーレースプランは
「前回初めてハーフを走った時、後半の10キロを過ぎた時から(ペースが)一気に落ちたので、前半は同じようなペースで入ろうと思った。後半の垂れる部分を修正しようと思っていた」

ーー監督やコーチから言われていたことは
「ラストの5キロが大事だと言われていた」

ーー走りを振り返って
「後半で順位やラップが落ち、あまり進歩していないなと思った」

ーー自己ベストに近い走りだったが
「途中10キロ通過あたりで62分台が出るかなと思っていたが、結果的に自己ベストも出なかったのでまだまだだと思った」

ーー今年度の目標は
「三代駅伝のメンバー入りを目標にしている。出走も狙っていきたい」

◆吉本真啓

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ーー今日の調子は
?4日前の調整の時点で体が重くて調子は良くなかった。しかし、スタートラインでは自信を持って立つことができた?

ーーレースプランは
?15kmまでついて行き、ラスト5kmから前の集団が仕掛けてくるので、しっかりと前の人達について行くというレースプランだったが、15kmから体がまったく動かなかった。プランとしては失敗してしまった?

ーー監督やコーチから言われていたことは
?後半が勝負だと強く言われていた。ラストだけはしっかり見せるということを心掛けた?

ーー走りを振り返って
?序盤は結構余裕を持っていけた。しかし、ラストは足が動かなかった?

ーー今後の目標
?ラストのスタミナがこれからの課題。練習でラストの切り替えを身につけていきたいと思う?

◆藤田敦史監督(47)

ーーレース結果を見て
「走るべき選手が走れていない。吉本、庭瀬、(安原)海晴は、ハーフでも実績がある。庭瀬は去年のハーフが結構良く、吉本も(世田谷)246ハーフで(1時間)2分台で走っているし、海晴も1月に初めてハーフを走って(1時間)4分台前半で、実業団がいる中でも5番に入る走りをした。彼らは去年、このような勝負に絡める走りをしている。庭瀬も一関ハーフで日本人トップだったり、吉本も246ハーフで他大の選手たちと争って上位で勝負ができたし、海晴も実業団と争って勝負ができた。今回で言えば、上位に入った國學大の選手などはみんな箱根を走ってこの大会も走っている。だが3人は勝負ができている実績があるのに、勝負に絡めなかった。そこの差が非常に大きかった。勝負は相手があっての事。スタートラインに立った時、『この選手来たよ』『この選手はいつも走る時強いんだよな』と思わせるか、『この選手はタイムは持っているけどムラがあるんだよな』と思わせるのでは、その時点でプレッシャーのかかり方が結構違ってくる。そういったことを考えると、安定して、状態が良くなくてもまとめる走り、勝負に絡める走りができる選手にならない限り、強い選手にはなれない。そこを今回のレースでは見ていたが、15キロ手前にして(先頭から)離れてしまっていたので、少し残念だった」

ーー先月初ハーフで63分台を出した森重が今回も終始前方で走っていたが
「森重に関しては15キロを学内トップで通過していたので、しっかりまとめる走りができたと思うが、森重よりも練習ができていた安原や吉本が、立場的にも力的にも上に来ないといけないところで来られなかったということで、評価は難しい。今回スピード練習で調整を仕上げたこともあるが、そのあたりも少しずつ改善していかないと、ハーフを走るうえでは動かないのかなというところもあるので、改善点に挙げられる」

ーー今後はトラックシーズンに入っていくが
「学生ハーフを一区切りとしてトラックに入っていく形になるが、今季は特に1万メートルを強化してやっていきたいという考えがあるので、そこを強化するために練習にも少し落とし込んでやっていきたいと思っている。そういったところで力をつけ、ハーフなどが走れるようにしていきたい」

執筆者:大塩希美

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